일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまとむら

山と村

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山と村(やまとむら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,705자 · 10화면

아오조라 문고

山に影が生じない所為であろうと思う。こうなれば其晩あたりきまって大雪が降る。猟の好きな人は一日を休んで兎狩などに出褂ける。雪が消えるといつも麦踏みに忙しい。

五月初旬の八十八夜前後には、季節の変り目を知らせる雷雨が赤城方面に発生して、雹などを降らすことがある。其夜は晴れて気温が急降し、霜柱が立ち、翌朝は大北風が吹く。この霜にやられるのは桑の若芽で、霜に凍て風に揉まれて、二、三日の後には焦げたように黒く縮れ、一週間後でなければ新芽は芽ぶかぬ。憂目を見るのは早く掃き立てられた蚕ばかりではない、止むなく之を河に棄てねばならぬ人に取りてもさぞつらいことであろう。しかし山の展望には見逃せない日である。近い山は緑に遠い山は白く、大海のはてに砕くる蒼波かと怪しむ許りの連山を超えて、潮のようにさしひく風に吹かれながら、皺という皺、襞という襞を隈なく顕している山肌をみつめていると、いつものことながら、これが一の美術品でなくて何であろうという感じがむらむらと起って来る。いつ迄眺めていても飽くことを知らない。

この頃にこのような風が吹くのは、最早冬が僅に残る赤城山頂の雪を殿りとして、生れ故郷の遠い北のはてへ退却するに際し、南方からの敵の追蹤を暫し阻止する為に、大返しに返した最後の一戦とも云う可きもので、間もなく裾野の村々には