후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
やまのじんせい
山の人生
柳田 国男
柳田 国男의 山の人生(やまのじんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,022자 · 226화면
故に神道があまり幽冥道を説かぬ時代には、見てきた世界は仏法の浄土や地獄であった。『続鉱石集』の下の巻に出ている「阿波国不朽物語」などはその例で、その他にも越中の立山、外南部の宇曾利山で、地獄を見たという類の物語も、正直な人が見たと主張するものは、すべてみなこの系統の話である。
『黒甜瑣語』第一編の巻三に曰く、「世の物語に天狗のカゲマと云ふことありて、爰かしこに勾引さるゝあり。或は妙義山に将て行かれて奴となり、或は讃岐の杉本坊の客となりしとも云ふ。秋田藩にてもかゝる事あり。元禄の頃仙北稲沢村の盲人が伝へし『不思議物語』にも多く見え、下賤の者には別して拘引さるゝ者多し。近くは石井某が下男は、四五度もさそはれけり。始は出奔せしと思ひしに、其者の諸器褞袍も残りあれば、それとも言はれずと沙汰せしが、一月ばかりありて立帰れり。津軽を残らず一見して、委しきこと言ふばかり無し。其後一年ほど過ぎて此男の部屋何か騒がしく、宥して下されと叫ぶ。人々出て見しに早くも影無し。此度も半月ほど過ぎて越後より帰りしが、山の上にてかの国の城下の火災を見たりと云ふ。諸人委しく其事を語らせんとすれども、辞を左右に托して言はず。