후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
やまのじんせい
山の人生
柳田 国男
柳田 国男의 山の人生(やまのじんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,022자 · 226화면
鬼子の最も怖ろしい例としては、明応七年の昔、京の東山の獅子が谷という村の話が、『奇異雑談集』の中に詳しく報ぜられている。『玄同放言』三巻下には全文を引用しているが、記事にはあやふやな部分がちっともなく、少なくとも至って精確なる噂の聞書である。その大要のみを挙げると、この家の女房三度まで異物を分娩し四番目に産んだのがこの鬼子であった。生まれ落ちたとき大きさ三歳子のごとく、やがてそこらを走りあるく故に、父追いかけて取りすくめ膝の下に押しつけてみれば、色赤きこと朱のごとく、両眼の他に額になお一つの目あり、口広く耳に及び、上に歯二つ下に歯二つ生えていた。父嫡子をよびて横槌を持ってこいというと、鬼子これを聞いて父が手に咬みつくのを、その槌をもって頻りに打って殺してしまった。人集まりてこれを見ること限りなしとある。その死骸は西の大路真如堂の南、山際の崖の下に深く埋めた。ところがその翌日田舎の者が三人、梯子をかたげてこの下を通り、崖の土の少しうごもてるを見て、土竜鼠がいるといって朸のさきで突いて見ると、ひょっくりとその鬼子が出た。三人大いに驚いてこれは聞き及んだ獅子が谷の鬼子だ。