후리가나로 읽는 일본 고전
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やまのこんじゃく
山の今昔
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 山の今昔(やまのこんじゃく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,554자 · 42화면
そして其動機の根柢には、釈尊が仏となられた苦行は雪山に於てなされたこと、又護法の諸天が山上(たとえば須弥山或は香酔山の如き)に住まえること、少くともこの二つが絶えず働いて強い衝動を与えたであろうことは、見逃してはならない重要な事であろう。
かく僧侶の登山が各地に於て行われ、又其事実であったことを否み得ないにも拘わらず、記録の上からは、唯其山の登山の歴史は古いということを慥むるのみで、山の開祖は知られていない場合が多い、これは早くから多くの人に登られていた反証であると見ることも出来る、さすれば寧ろ其人の定まらぬ方が本当であろうと思う。東海の名山富士が何人に依って開かれたか、伝説の外に確なる記録の存しないのは其一例である。都良香が書いた「富士山記」に拠るも当時早く既に登山者のあったことは明かであるが、開山の名は挙げてない。木曾の御岳、甲斐の鳳凰山なども古く開かれたものと思われるが、亦古記録の徴す可きものがない。鳳凰山頂に屹立するあの大磐石が古人信仰の標的とならないことはなかった筈である。
越の二名山である白山と立山とは、縁起の内容のみならずその山中に於ける伝説までが実によく似ていて、孰れか一方が他を真似た形跡が看取される。