일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やまのこんじゃく

山の今昔

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 山の今昔(やまのこんじゃく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,554자 · 42화면

아오조라 문고

況んや道を作ることを禁じてあった大峰縦走の蹈跡などは、二、三年の間に榛莽の掩う所となるのは当然である。大峰がかく荒廃するに至ったのは、小角歿後に高才逸足の徒弟は本山を去って諸国に名山を探り、己が修行の道場を開くに急で、為に本山の衰微を招来したか否か、或は理源大師が葛※(「くさかんむり/儡のつくり」、第4水準2-87-9)を攀じて之を蹈み開いたというのは偽であるとの説もあって、其真相は知り難いのであるが、二百年近き歳月を経る間に一盛一衰あるは免かれぬ所であろう。

理源大師に後れること八十余年にして、堀河天皇の寛治四年に増誉大僧正が白河上皇の熊野行幸に先達を奉仕し、其賞として熊野三山検校職に補せられ、本山派の開祖となったので、此時に諸国に散在していた小角の末徒が多く本山派に属したとの事である。以後修験道は当山及び本山の二派に分れて広く諸国に分布し、更に幾多の支派を分ち、苦行修法する他宗の者までも皆其行法に倣ったので、山開きの間は十六道具に身を固めた行者達が至る所の名山大岳に登り、振鈴の音は雲に入り法螺の響は山をどよもして鳴り亙ったのであった。

修験者即ち行者は其名の示すが如く、山を修験の道場として最難の苦行に堪え、験行を勤め咒法を修得するのが本願であったが、山を下れば諸人の為に加持祈祷して、其咒力により一切