후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
いけぶくろのみせ
山之口貘詩文集
山之口 貘
山之口 貘의 山之口貘詩文集(いけぶくろのみせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 44,477자 · 93화면
×月×日 火
その外に滞船料というのがある。それはしかし、輸入鉄屑を積載しているダルマに限り、水揚げの順番を待っている間を一日二円七、八十銭の割でもらえるという。水神丸が、正にその舶来鉄屑を満載しているので六さんはにこにこしているのである。
船室の床板を一枚めくり、箒の柄をさしてアカの溜まり具合を見た。この雨で九寸程も溜まっているのでポンプを押さねばなるまい。
×月×日 火
照りつけている陽を幸いに、乗船以来の大掃除をした。夜具や茣蓙など取り出して、甲板の上、鉄屑の上に展げて干した。草のトランクは、湿気を吸い込んでたるんでいる。鼻も邪魔になるほどすべての物が黴びていて、黴のなかで暮らしているようなものである。
昨日は、一日中船室に閉じこもっていたせいか、今日は朝から甲板である。そうして、六さんとの話は昨日のつづきだ。
日本鋼管の向う岸の建物が昭和鋼管。前には独立している会社であったが、いまは日本鋼管と合併しているとのことである。その斜向うに見える黒い所が、三井の貯炭場。こちらに見えるのが鉄道省の発電所。その対岸は東電。
東電の方にあの変なのがあるだろう。と六さんは言って彼方を指ざしながら、自動的に今度はクレンの説明に移るのだった。