후리가나로 읽는 일본 고전
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,921자 · 8화면
蠑螺堂は壊し屋が買いましたが、百観音は下金屋が買いました。下金屋というのは道具屋ではない。古金買いです。古金買いの中でも、鍋、釜、薬缶などの古金を買うものと、金銀、地金を買うものとある。後の方のがいわば高等下金屋である。これに百観音は買われました。……というのは、観音の彫刻にはいずれも精巧な塗り彩色がしてありますので、その金箔を見込んで買ったのである。単に箔だけを商売人たちは踏んでいるので、他には何んの見込みをつけているのではない。
下金屋は本所枕橋の際、八百松から右へ曲がった川添いの所にあった。その川添いの庭に、百観音のお姿は、炭俵や米俵の中に、三、四体ずつ、犇々と詰め込まれ、手も足も折れたりはずれたり荒縄でくくって抛り出されてある。これは、五ツ目からこの姿のままで茶舟に搭せられ、大河を遡って枕橋へ着き、下金屋の庭が荷揚げ場になっているから、直ぐ其所へ引き揚げたものである。
そうして、彼らはこれをどうするのかというと、仏体はそのまま火を点けて焼いてしまい、残った灰をふいて、後に残存している金を取ろうというのです。今、彼らはその仲間たちと相談して、やがて仕事に取り掛かるべく、店頭で一服やっている所でした。