일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

高村 光雲의 幕末維新懐古談(ばくまついしんかいこだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,686자 · 6화면

아오조라 문고

とのことに、東雲はよろこび、なお、言葉を亜ぎ、

「お言葉に甘えるようでございますが、おついでに、師匠の姓の一字をもお貰い致したい。高橋の高を頂いて旧姓奥村の奥と代え高村と致し、高村東雲は如何でございましょう」という。「それは面白い。差し閊えない。それがよかろう」ということになって奥村藤次郎はそこで高村東雲となって仏師として世に現われたのでありました。

その頃は戸籍のことなども、至極自由であったから、姓を変じても、別にやかましくいわれもしませんでした。

さて、東雲師は、いよいよこの名前で浅草蔵前の森田町へ店を出しました。すなわち仏師の職業を開いたのである。

東雲師はまだその頃は独身であった。兄が一人あり、名を金次郎という。この人は野村源光の弟子です(源光のことも、いずれ別に話します)。金次郎はなかなか腕の出来た人であったが、仏を彫刻することは不得手であって、仏に附属するところの、台座とか、後光とかいうようなものの製作が美事であった。で、東雲師が仏の能く出来るのへ、ちょうど好い調和となって店の仕事にはかえって都合がよかった。姉さんが一人、お悦といって後家を通した人(後に私の養母である)、この人が台所をやるという風で、姉弟三人水入らずで平和に睦まじくやっていたのであります。