일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ようねんじだい

幼年時代・晩夏

堀 辰雄

堀 辰雄의 幼年時代・晩夏(ようねんじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,965자 · 169화면

아오조라 문고

その真面目な口髭が私には何んとなくその人に対する温かな信頼のようなものを起させた。この人になら安心していいと云った気もちになれるのだった。――どういうところからそれが来るかは、勿論、私は知りようもなかった。

その頃、私はよく両親に伴われて、すぐ川向うの、浅草公園へ行った。そうして寄席へ連れて行かれたり、活動写真を見て来たりした。又、おばあさんとだけやらされるときもあったが、そんなときには私はいつも球乗りや花屋敷などへ彼女を引っぱって行った。(それらの事はまた他の機会にも書けるだろう。――)しかし一番、母だけに連れられて行くことが多かったが、そういう折にはいつも観音様とその裏の六地蔵様とにお詣りするだけで、帰りには大抵並木町にある母方のおばさん(其処のおじさんはきん朝さんという噺し家だった。……)の家に寄ったり、それからそのおなじ裏通りの、もう少し厩橋よりにある、或る小さな煙草屋の前まで私を連れて行った。その頃その煙草屋の二階に、皆がおよんちゃんといっている、一番小さなおばさんが一人で間借りをしていた。母は、私をすこし離れたところに待たせて、決して上へはあがらずに、そのおよんちゃんを外へ呼び出して、暫く夕やみの中で何か立ち話をし合っていた。