일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ようねんじだい

幼年時代・晩夏

堀 辰雄

堀 辰雄의 幼年時代・晩夏(ようねんじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,965자 · 169화면

아오조라 문고

……

父が帰って来ると、私はいつになく、元気よく父と一しょに台所へ行って、さも面白いことでもするように、茶碗や皿を洗ったりした。

その日から、私は空気銃を肩にしては、毎日のように近くの林の中をぶらつき、日の暮れ方、その窓の前を少しおどおどしながら通った。それは村に一軒しかない医者の家だった。空気銃は、そんなものを子供らしく自分が肩にしているのをその娘に見られたくはないと思いながら、しかもそれはそんな私の散歩の唯一の口実にさえなっていた。――が、その後、私はその「窓の少女」をついぞ一ぺんも見かけなかった。

そのうちに、夏休みのまま、地震のために延ばされていた秋の学期がそろそろ始まりかけた。私は寄宿舎へ帰らなければならなかった。で、私はこれがもうこの村の最後の散歩かと思って、いつものように窮屈な服をつけ、空気銃を肩にして、何処に行ってもコスモスの咲いているその村をあちらこちらと歩き廻っていた。

そうしていると、秋ながら、汗の出てくるほどの好い天気だった。……すこし草臥れたので、私はとある小さな林の中にはいって、一本の松の木の根に腰をかけながら、足を休めていた。