후리가나로 읽는 일본 고전
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しきぶこうじ
式部小路
泉 鏡花
泉 鏡花의 式部小路(しきぶこうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,847자 · 149화면
結髪時代の月代の世とともに次第に推移ったものであろう。
無地の紬の羽織、万筋の袷を着て、胸を真四角に膨らましたのが、下へ短く横に長い、真田の打紐。裾短に靴を穿て、何を見得にしたか帽子を被らず、だぶだぶになった茶色の中折、至極大ものを膝の上。両手を鍔の下へ、重々しゅう、南蛮鉄、五枚錣の鉢兜を脱いで、陣中に憩った形でござったが、さてその耳の敏い事。
薄い駒下駄運びは軽し、一面の芝の上。しかるに疾より聞きつけたと覚しく、娘の立姿、こぼるるもみじの葉の中へ、はらりと出でて見ゆるや否や、床几を立って、恭しく帽子を踵の辺まで、手とともにずッと垂れて、真平御免! と啓したのである。
「ええ、御免下さいまし、甚だ推参なわけで、飛んだ失礼でございまするが、手前通りがかりのもので、」といい出る。
娘は上から伏目で見た、眦が切れて、まぶちがふッくりと高いよう。
その気おのずから、脳天を圧して、いよいよ頭を下げ、
「は、当御館におかせられましては、このお庭の紅葉を、諸人に拝見の儀お許しとな、かねがね承ったでありまするで、戸外から拝見いたしましてさえ余りのお見事。つい御通用門を潜りまして、うかうかとこれへ。