후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しきぶこうじ
式部小路
泉 鏡花
泉 鏡花의 式部小路(しきぶこうじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,847자 · 149화면
俤橋の俤の、月夜の状に描かれたのは、その俤を写したのである。
見よ。(この第一回を。)されば、お夏の姿が、邸のもみじに入ると斉く、だぶだぶ肥った、赤ら顔の女房が、橋際の件の茶店の端へ納戸から出て来た。砂利を積んだ車がまたぐらぐらと橋を揺ったので、砂塵濛々、水も空も、日が暮れて月が冴えねば、お夏が彳んだ時のように澄みはしない。
ちと疾いが晩餐。かねてあつらえてあったから、この時看護婦が持って来たので、日はまだ鉄砲洲の帆柱の上に高い。
お夏の病室も、危く物静である。
――――――――――――――――――――
愛吉の咽喉を鳴らしたその夜の酒は、日が暮れてからであった。
女房は暮合いに帰って来て、間もなく、へい、お待遠、と台所へ持込んだけれども、お夏の心づけで、湯銭を持たせて、手拭を持たせて、錫の箱入の薫の高いしゃぼんも持たせて、紫のゴロの垢すりも持たせる処だった。が、奴は陰でなく面と向って、舌を出したから、それには及ばず。
ああまだそれから羽織るものを、もとより男ものは一ツもない。お夏は衣紋かけにかけてあった、不断着の翁格子のを、と笑いながらいったが、それは串戯。