후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふくしゅう
復讐
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 復讐(ふくしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,806자 · 20화면
夢の後味というものは、なにかはかなく、しんみりとして、淋しいことが多い。山川草木、禽獣、幽鬼、火や水、自分自身の飛行や墜落、そういう類のものは別として、人間の夢となれば、ちと、後ろ髪を引かるる思いまでする。
夢に出てくる人々は、私にあっては、たいてい、平素忘れがちな人々である。日常、親しく交際してる人々とか、身辺近くにある人々など、つまり、日常の意識や感覚に触れることの多い人々は、殆んど夢に出て来ない。夢に出て来るのは、いわば遠くに在る人々である。数年前に亡くなった人、音信も途絶えがちな遠方の人、そんなのが、平素の忘却の淵から浮び上るかのように、意外な時に、ふっと夢の中に立ち現われる。口を利くことは殆どない。姿だけが影絵のように見える。そして、その姿が、いや、その存在が、私の心を招き寄せようとする。ここにいますよ、ここにいますよ、と囁きかける。平素忘れられてることに対する、淋しい怨恨、悲しい復讐、でもあろうか。
それらの人々は、私の方を直視することが殆んどない。顔立さえもよくは分らない。しょんぼりと俯向いている。坐っている時には、肩を落して両手を膝についてるようで、立っている時には、両手をだらりと垂れてるようで、そして頸筋には力がなく、首垂れかげんでいる。