일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

「しんりしけん」じょ

心理試験

小酒井 不木

小酒井 不木의 心理試験(「しんりしけん」じょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,338자 · 197화면

아오조라 문고

助手たちは、患者の室に集って、果して、患者が脚を上げるだろうかどうかを気づかいながら、熱心に患者を見まもった。

数十分間は何ごともなかった。

と、患者は、その右の脚を、すうっと高くあげた。

助手たちは感嘆の声を発した。

が、それと同時に患者は、「小便がしたい」と言った。

排尿の間、患者は上げた脚をおろさなかった。

すると、想像力の発達した一人の助手は叫んだ。

「わかった、わかった。先生は、患者の妄想たる石を犬に置き換えたんだ」

いかにもその通り、鬼頭博士は、患者をして、腰から下が犬になったと信ぜしめたのである。

四

このような博士の治療法も、時として失敗することがあった。

ここに述べるのはその失敗談の一つであるが、博士はこの例に於てその治療計画に失敗したとはいえ、事実に於ては治療の目的を達したのである。

ある時、入院患者の一人がピストルで脳天を打った。

もとより彼は自殺するつもりであったが、額に水平にピストルの筒を当てて引がねを引けばよかったものを、奇を好んで、てっぺんから垂直に打ちこんだため、弾丸は脳の中へはいって、笑いの中枢を冒しただけで、生命には別条なかったのである。