일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おもいちがいものがたり

思い違い物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 思い違い物語(おもいちがいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 44,840자 · 88화면

아오조라 문고

「ほほう、そうか、ふん、空腹か」

「ええ、ふしぎなくらい空腹なんです、三年ばかりまえにいちどこんな事がありました、あれは慥か殿さまのお供をして葛飾のほうへ鴨を捕りにいったときでしたが、途中から雨になって」

「それはいいが用事はどうした」右衛門はそろそろがまんが切れてきたらしい、「――空腹であろうとなかろうと、用事を頼まれたら先にその報告をしなければならない、おまえは十時に家を出ていった、満信までは往復十七八町、もう二時間以上も経っているではないか、……が、まあいい、返辞を聞こう」

「返辞っていいますと、なんの返辞ですか」

右衛門は眼をつぶって、口の中でなにか呪文のようなものを呟いた。それからごく慎重に眼をあいて、穏やかにこう質問した。

「おれはおまえに満信へ使いを頼んだ、手紙を持たせて、返辞を聞いて来るようにと頼んだ、そうではないか」

「そうですとも、そのとおりです」

「うう、……で、おれは、その返辞を聞きたいのだ」

「ああそうですかその返辞ですか、それなら食事が終ったらすぐいって来ます、手紙はここにちゃんと持っていますから安心して下さい、決して無くしたりなんかしやしません、ちょっとばかり皺くちゃにはなりましたけれど、これで私もそこまでずぼらではないですから、ええすぐいって来ます」