후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 怪人二十面相/少年探偵団(かいじんにじゅうめんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,130자 · 422화면
「アハハ……。」老博士は力なく笑って、「わたしも同様です。あの青二才の盗賊のために、一週間というもの、不眠症にかかっておるのですからな。」
「しかし、もうあますところ二十分ほどですよ。え、北小路さん、まさか二十分のあいだに、このげんじゅうな警戒をやぶって、たくさんの美術品をぬすみだすなんて、いくら魔法使いでも、少しむずかしい芸当じゃありますまいか。」
「わかりません。わしには魔法使いのことはわかりません。ただ一刻も早く四時がすぎさってくれればよいと思うばかりです。」
老博士は、おこったような口調でいいました。あまりのことに、二十面相の話をするのも腹だたしいのでしょう。
室内の三人は、それきりだまりこんで、ただ壁の時計とにらめっこするばかりでした。
金モールいかめしい制服につつまれた、相撲とりのようにりっぱな体格の警視総監、中肉中背で、八字ひげの美しい刑事部長、背広姿でツルのようにやせた白髪白髯の北小路博士、その三人がそれぞれ安楽イスにこしかけて、チラチラと、時計の針をながめているようすは、ものものしいというよりは、何かしら奇妙な、場所にそぐわぬ光景でした。