후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 怪人二十面相/少年探偵団(かいじんにじゅうめんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,130자 · 422화면
表門には、ふたりの秘書が、木刀のようなものを持って、ものものしく見はり番をつとめています。
松野はその前まで行くと、何か苦しそうにひたいに手をあてて、
「ぼくは寒気がしてしようがない。熱があるようだ。少し休ませてもらうよ。」
と、力のない声でいうのです。
「ああ、松野君か、いいとも、休みたまえ。ここはぼくたちがひきうけるから。」
秘書のひとりが元気よく答えました。
松野運転手は、あいさつをして、玄関わきのガレージの中へ姿を消しました。そのガレージの裏がわに、彼の部屋があるのです。
それから朝までは、べつだんのこともなくすぎさりました。表門も裏門も、だれも通過したものはありません。
塀外の見はりをしていたおまわりさんたちも、賊らしい人かげには出あいませんでした。
七時には、警視庁から大ぜいの係官が来て、邸内の取りしらべをはじめました。そして、取りしらべがすむまで、家の者はいっさい外出を禁じられたのですが、学生だけはしかたがありません。門脇中学校三年生の早苗さんと、高千穂小学校五年生の壮二君とは、時間が来ると、いつものように、自動車でやしきを出ました。
運転手はまだ元気のないようすで、あまり口かずもきかず、うなだれてばかりいましたが、でも、学校がおくれてはいけないというので、おして運転席についたのです。