일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 怪人二十面相/少年探偵団(かいじんにじゅうめんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,130자 · 422화면

아오조라 문고

傷ついた軽気球は、大観音像の頭の上にせまりました。サーッと吹きすぎる風に、しわくちゃの気球が、いまにも観音さまのお顔に巻きつきそうに見えました。

「ワーッ、ワーッ。」というさけび声が、地上の群衆の中からわきおこります。

気球は観音さまのお顔をなで、胸をこすって、黒い怪鳥のように、地面へと舞いくだってきました。そして、また、「ワーッ。」とさけびながらあとじさりする群衆の前に、横なぐりに吹きつけられて、とうとう黒いむくろをさらしたのでした。

軽気球のかごは、横だおしになって地面に落ち、風に吹かれるやぶれ気球のために、ズルズルと五十メートルほども引きずられて、やっと止まりました。中のふたりはかごといっしょにたおれたまま、気をうしなったのか、いつまでたっても起きあがるようすさえ見えません。

新聞社の四台のヘリコプターは、賊の最期を見とどけると、この付近に着陸場もないものですから、そのまま、また四羽のトビのように、青空高く舞いあがって、東京の方角へと、とびさりました。

時をうつさず、群衆をかきわけて、数名の警官が、黒い気球の前にあらわれました。高崎の警察署では、二十面相逃亡のことは、ゆうべのうちに通知を受けていましたので、遠くの空に怪軽気球があらわれると、すぐそれと察して、気球が下降をはじめたころには、警官隊の自動車