후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 怪人二十面相/少年探偵団(かいじんにじゅうめんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,130자 · 422화면
そのときです。ふたりが仕事にむちゅうになって少しも気づかないでいるすきに、またしても板戸の一枚が、音もなくスーッと細めにひらき、そこから見おぼえのある顔が、ソッと室内のようすをのぞきこんだではありませんか。あのかわいらしいお手伝いさんです。謎の小娘です。
小娘は、しばらくふたりのようすをながめたうえ、また音もなく戸をしめて、立ちさってしまいましたが、それから五分ほどたって、支配人の門野老人が、やっと穴を掘りおわったころ、とつぜん、家の裏手のほうから、おそろしいさけび声が聞こえてきました。
「火事だあ。だれか来てくれえ。火事だあ。」
店員の声です。
時も時、もう三十分もすれば、すっかりほんものの黄金塔をうずめることができようという、きわどいときに、このさわぎです。
「おい、たいへんだ、ともかく塔やくわを床下にかくして、畳を入れてしまおう。早く、早く。」
主人と支配人とは、力をあわせて塔の五つの部分を床下に投げこみ、床板をもとどおりにして、畳をしき、部屋には外からかぎをかけておいて、あわてふためいて、火事の現場へかけつけました。
裏庭へ出てみますと、庭のすみの物置き小屋から、さかんに火を吹いています。