일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かいきいっせきばなし

怪奇一夕話

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 怪奇一夕話(かいきいっせきばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,745자 · 18화면

아오조라 문고

外国にはウエヤー・ウルフ即ち人狼の伝説であって、今でも僻遠の山村などでは信憑されている。昼間は普通の人間であって、夜間は変じて狼となり、墓地などを荒らし廻って新しい死人の肉を喰うと云うのである。而も狐が化けるという話を聞かない。それに反して、支那や日本では狐は化けるものと決められている。狐が男に化け、美女に化けたという話は、支那では多きに堪えない位である。無智の支那人のあいだには、狐は普通の獣類でなく、人類と獣類との中間に位する一種の霊ある動物であって、千歳を経れば狐仙となり得ると信じられている。

狐や狸が人を化かすというのは、その動物電気に因るのであると説明されているが、まあそんな事にでもして置くのほかはあるまい。私の叔父にこんな話がある。江戸末期に、私の父と叔父は上総の富津の台場お固めを命ぜられて出張していた。その当時、父は二十七歳、叔父は二十一歳であったという。そこで、ある初夏の日の午後、藤井とかいう同役と、父と叔父と三人連れで、富津の村へ遊びに出た。そこの小料理屋で飲んで食って、日の暮れかかる頃に帰って来ると、その途中に長い田圃路がある。