후리가나로 읽는 일본 고전
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ハムレット
怪奇探偵小説傑作選3 久生十蘭集 ハムレット
久生 十蘭
久生 十蘭의 怪奇探偵小説傑作選3 久生十蘭集 ハムレット(ハムレット)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 72,034자 · 142화면
恐竜は、最後の一と跳躍をすると両手で教授を掴みとり、三十フィートもある高い胸のところに抱きあげた。蹼のついた、蘇鉄の葉のような異様な前肢の中で、みじめなくらいに小さな教授の手と足が、蠅のようにあわただしくもがき廻っている。その足の下で、ナターシャが気を失って倒れていた。
最初に飛び出したのは北原だった。長い柄のついた泥炭の銛を水平に肩の上に引きあげ、ギリシヤの投槍兵のような恰好で恐竜のほうへつき進んで行った。
猿のような顔を額ぎわまで紅潮させ、丹精して作りあげた銛が使えるのが嬉しくてたまらないといったふうに、顔中を笑皺だらけにしてニコニコと笑っていた。
「なアに、鯨と一つごっこだ。でッけえぐれえにおどろくけえ、阿呆!」
体当りでもするように恐竜にぶつかって行き、両後肢の間に突っ立つと、ふり仰ぎざま、右の眼をめがけて、発止と銛を打ちつけた。
銛は、綱にひかれるように真直ぐに上って行って、恐竜の眼の下にのぶかく突き刺さると、ブルンといちど柄を顫わせた。
恐竜は、ぐわッとものすごい悲鳴をあげ、胸に抱えていた教授を羊歯の上へ叩きつけると、巨大な口を開けて北原をくわえこみ、クルリと身をかえして鬱然たる暗い蘇鉄の森の中へ跳ねこんでいってしまった。