일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ハムレット

怪奇探偵小説傑作選3 久生十蘭集 ハムレット

久生 十蘭

久生 十蘭의 怪奇探偵小説傑作選3 久生十蘭集 ハムレット(ハムレット)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 72,034자 · 142화면

아오조라 문고

人間ではない。ヤクーツク州の「第二十七流刑地」で水路工事の強制労働に従っている流刑囚の一群である。汚穢、陋習、饑餓、困憊、悪疫……、あらんかぎりの惨苦のしみとおった獣の生活がそこにある。山脈の向う側とこちらと、これだけのものを全部ひっくるめたのが、「哀れな土地」の風土なのである。

黄昏。北緯62°30′の、長いながい黄昏。太陽が、夕方から次の朝まで、光のない黄銅色を持ち越す。

苔原のはては突然、立ち上ってロバトカ山(一三二七)になる。苔原と山裾の、ちょうど間ぐらいのところに、四つの天幕が張ってある。探検隊用の頑丈なちょっとした小屋のようなクニッペル式の大天幕である。

ところで、その中のひとつから、突然にラジオの音が洩れてきた。空寂たる無人の自然と近代文明の唐突な交錯。

書類や、地図や、さまざまの図表、六分儀、クラウゼン式測深器、バフマン氏気圧計、猟銃、携帯電灯、鉱山用のハンマーと小鶴嘴、罐詰、刻み煙草、雑多な書籍、そんなものを背にして、肩幅の広い、頑丈な、六尺一寸のヤロスラフスキー博士が掛けている。白髪の童顔、桃色の頸筋、白木のテーブルの上の火皿では、海豹の油が燃えている。