후리가나로 읽는 일본 고전
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あしのうら
怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像
蘭 郁二郎
蘭 郁二郎의 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像(あしのうら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 109,233자 · 223화면
彼女等は皆磨かれたように美しい肌をし、顔を粧っていた。だが、まるでこの世界には着物というものは知られていないかのように、何処を捜しても、それらしいものは見当らなかった。
そして又、異様な寝息に気がついて、じーと眼を据えて見ると、驚ろくべきことには、あの白藤鷺太郎に山鹿との交際を厳禁し、財産管理までしてしまった叔父の田母沢源助のいぎたない豚のような寝姿が、つい先きの寝台の上に、ころがっていたのだ。
一瞬、鷺太郎には、すべてを飲みこむことが出来た。叔父源助は、なんと山鹿の経営する秘密団のパトロンであったのだ、とすれば山鹿に欺られた、そして又それを口実に管理されてしまった鷺太郎の財産は、この裸体国の為に、消費されてしまったのであろう。
――そんなことを考えているうちに、その裸体の彼女等は、この三人が別に危害を加えるのでないと知ったと見えて、大胆に近寄って来た。そして眼のやり場に困っている、どこへやっても四囲の鏡が彼女等の肢体を大写しに瞼の中に叩きこむのだから――彼に訴えた物語りは、なんと奇怪なものであった。
端的にいえば、彼女等は両親も知らぬ孤子、又は金に売られた貧民の子供だったのだ。