후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうふじょう
恐怖城 他5編
佐左木 俊郎
佐左木 俊郎의 恐怖城 他5編(きょうふじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,735자 · 290화면
爺は投げ出した。そして、その日の手間にもならないほどの金を握って吾平爺は帰らなければならなかった。
「荷車で一台曳いていって、手間代にもならねえなんて……」
しかし、どうにも仕方がなかった。そのうえに、吾平爺はただひと晩の拘留ではあったが、すぐそのあとで雨に叩かれたりしたのでひどく健康を損なっていた。また、たとえ健康を損なわないにしろ、爺はもう寝ているより仕方がないのだった。ただ一つの資本であった一台の野菜を全部腐らせてしまったいまとなって、もはや次の野菜をどうすることもできなかった。
吾平爺は薄暗い小屋の中で寝て暮らした。最初は微かな風邪らしい熱で、寝るよりほかにすることがないから床に潜り込んだのであった。それがだんだんいけなくなっていった。そして、鶴代のお腹はひどく膨らんできていた。窖のような小屋の中で、この不健康な親娘はもはやどうすることもできなくなっていた。一台の荷車を売ったその金が、わずかに二人の生命を繋いでいるだけであった。
5
しかし、吾平爺の病勢はますますいけなくなる一方だった。爺は何度も便を催した。そして、寝床の襤褸の底で呻りつづけていた。