후리가나로 읽는 일본 고전
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おしみなくあいはうばう
惜みなく愛は奪う
有島 武郎
有島 武郎의 惜みなく愛は奪う(おしみなくあいはうばう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,397자 · 159화면
多くの人はそうあるべき事のように考えているように見える。私は断じてこれを不可とする。
変らねばならぬものは社会の生活様式である。それが変って個人の生活様式にまで追い付かねばならぬ。
国家も産業も社会生活の一様式である。近代に至って、この二つの様式に対する根本的な批判を敢えてする二つの見方が現われ出た。それは個性の要求が必至的に創り出した見方であって、徒らなる権力が如何ともすべからざる一個の権威である。一時は権力を以て圧倒することも出来よう。然しながら結局は、現存の国家なり産業組織なりが、合理的な批判を以てそれを打壊し得るにあらずんば、決して根絶することの出来ない見方である。私のいう二つの見方とは、社会主義であり、無政府主義である。
この二つの主義のかくまでの力強さは何処にあるか。それは、縦令不完全であろうとも、個性の全的要求が生み出した主義だからである。社会主義者は自ら人間の社会的本能が生み出した見方であると主張するけれども、その主義の根柢をなすものは生存競争なる自然現象である。生存競争は個性から始まって始めて階級争闘に移るのだ。だからその点に於て社会主義者の主張は裏切られている。