후리가나로 읽는 일본 고전
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ばしゃ
愛の挨拶・馬車・純粋小説論
横光 利一
横光 利一의 愛の挨拶・馬車・純粋小説論(ばしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,699자 · 78화면
てしまってそこから動くことも出来ぬという花江の姿には、見ていて感動なしにいられるものはあるであろうかと由良は思った。
ある日由良は橋際の大宮という家へいって、古奈先生は御在宅かと尋ねると、先日まで風邪で寝ていられたが今日は起きていられるようだとのことなので、先日自分は先生からおまねきにあずかった由良というものだが御面会させてもらえまいかというと、それではとのことで、すぐ古奈教授の部屋へ通された。学者の部屋は八畳で、机の上には算木と筮竹の置いてある傍に、真勢中州伝や文言伝、説卦伝など、易の十翼中の数冊の古本が乱れているだけで、学者は床から這い上って来ると、「どうじゃ。」と由良にいうが早や、もう筮竹を持って端座したまま手馴れた講義のように云い始めた。
「この間は君にどこまで教えたかね。此の筮竹はめどぎといって、一根から数十茎を叢がらせる高さ四五尺の草でやったのが初まりで、六千年前に伏羲という支那の大人物が天地万物を天沢火雷風水山地の八原子の集合とみたて、いかなる事物の変化作用もこの八原子の組み合せ以外には起らないと洞察した。そうしてこれは化学が近代になって空気を物質だと初めて気がついたのに較べると、驚くべき洞察力をもっていたこととも云うべきで、易道が創始されて以来、神農、黄帝、堯舜、以下の聖人達は易をもって神宝