후리가나로 읽는 일본 고전
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けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
吉野 作造
吉野 作造의 憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず(けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,839자 · 169화면
故に予は、事実国家が国民に多少の度を超えたる犠牲を要求する場合に、これに応ずべきや否やは、国民の道徳的判断に一任することにしたい。制度としては、どこまでも漫りに人民の利福を無視することはせぬという事に極めて置きたいと思う。かく極めても、我が忠良なる国民は、決して一身の安全を計って君国のために計るに躊躇逡巡するものではない。けだし忠君の思想は建国の精神にして且つ国体の精華である。これを制度の上にわざわざ駄目を押すが如きは、百害あって一益なきを信ずるものである。
かく考えて見れば、民本主義が制度として十分に人民利福の尊重を力説するのは、我が国において毫も不都合を見ない。人民が各々その自由の判断を以て己れを空しゅうして人のために尽くすのは、もとより民本主義の尤むるところではない。ただこの本来道徳的なるべき行為を制度の上にあらわし、以て人民利福の蹂躪に是認の口実を与うるが如きことは、民本主義の極力反対するところなのである。
これを要するに、民本主義を基礎とする現代の政治は、「人民のため」ということを終局の目的とする。何物のためにも人民全体の利福はこれを犠牲とするを許さぬ。