후리가나로 읽는 일본 고전
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けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
吉野 作造
吉野 作造의 憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず(けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,839자 · 169화면
国家に勲労ある者を優遇し、且つこれに特権を与えて、子孫相継いで国民の指導的精神たらしむるということは元来結構なることである。この意味において、国家が貴族というものを設定し、且つ存置して置くのは、極めて有益なことであると信ずる。しかし実際上多くの場合においては、彼らはその特殊の地位に狃れ、以て国家優遇の恩に背くこと甚だ少なくはない。甚だしきは、その特権を濫用して、一般の利福を蔑にするものすらある。故に、近来の政治上においてはこの特権階級は盛んに民本主義の反抗を買うに至って居るようである。
特権階級に対する民本主義の抗争は、十九世紀の初め、欧羅巴においては相当に激しかった。殊に特権階級がその特権に恋々として民本主義の要求を淡泊に承諾しなかった国においては、この争いは相当に永く続いた。しかし今日となっては、これらの問題は大抵一通りは解決がついたようである。もし今日なおこの種の問題の残って居る処ありとせば、欧羅巴においては露西亜位のものであろう。英吉利では上の階級が十分に一般階級の要求を了解せる事により、独逸においては両者の疎通未だ完きを得ざれども、上の少数者が常に道徳智識において遙かに平民を凌駕し、その実力を以て民衆を服する点において、両国共に上下両階級の争いはこれをほぼ解決して仕舞ったといってよい。