일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず

憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず

吉野 作造

吉野 作造의 憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず(けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,839자 · 169화면

아오조라 문고

凡そ政治上の事は、万人環視の中で最も公明正大に行わるるようにしなければならぬ。我が国においてはいわゆる職問題という事が毎度やかましい。これ皆政治を秘密の中に弄ぶところより来る弊害である。多数政治の形式を取りてさえ、その運用に最も鋭敏なる注意を払わざれば、動もすれば虫がつき易い。まして少数政治の如きは、制度としては何よりも先に排斥せねばならぬものである。世間の人は、議会の不体裁とか、議員の不体裁とかを挙げて、動もすれば多数政治の醜穢を云々する。無論多数政治にも訓練を加えざれば幾多の弊害を生ずるは免れない。殊に多数政治は徹底的にこれを行わざれば往々にしてその弊却って少数政治よりも大なる事がある。しかしながら大体からいえば、少数政治は密室の政治なるが故にその弊害は多くは天下の耳目に触れずして済み、多数政治は明けッ放しの政治なるが故に微細の欠点を誇張して数えらるるの傾きがある。故に最も公平に、最も精密に、その弊害の性質・分量を比較したならば、少数の政治の方あるいは遙かに多数政治を凌駕して弊竇の著しきものがあるだろうと思う。

かくいえば、民本主義の政治においては少数賢者の階級はまったく用のないものかの如くに誤解するものもあろうが、これは決してそうではない。