후리가나로 읽는 일본 고전
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ししょ
戦国武士道物語 死處
山本 周五郎
山本 周五郎의 戦国武士道物語 死處(ししょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,176자 · 33화면
それは四家老のひとり、千坂対馬清胤であった。すると列座の人々はひとしく、ああ千坂どのか、という表情をし互いに眼と眼でうなずき合った。
「そうか、対馬がひき受けるか、ではこれで留守はきまった」
輝虎は、そう云って座を立った。
人々は自分が留守役になることはあたまから嫌った。それにも拘わらず千坂対馬がみずからそれを買って出たことで、あきらかに一種の軽侮を感じた。しかし、それは対馬が合戦に出ることを嫌った臆病者という意味ではない。当時の武士たちは、合戦に参加することを「稼ぐ」といったくらいで、臆病ゆえに戦場を嫌うなどということは有り得ることではなかった。では、なぜ人々が千坂対馬に軽侮を感じたかというと、……いや、ここではそれを説明するいとまはない。春日山城の軍議が終って、千坂対馬がおのれの屋敷へ帰ったところへ話を続けるとしよう。
清胤が屋敷へ帰ると間もなく、長男通胤がひどく昂奮した顔つきではいってきた。かれは生来の病身で年は二十三歳、色白の小柄なからだつきはいかにもひ弱そうにみえるが、眉宇と唇もとには不屈な性格があらわれている、……しずかに座った通胤は、そのするどい眼をあげてきっと父を見あげた。