일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ししょ

戦国武士道物語 死處

山本 周五郎

山本 周五郎의 戦国武士道物語 死處(ししょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,176자 · 33화면

아오조라 문고

家康はよろこんで伊吉の功をたたへ、

――夏目は参河にきこえた豪士である、これを克く攻めて勝ち、城将をいけどりしたることまことに奇特というべし、恩賞はのぞみにまかするゆえ何なりと申してみよ。

そう云って賞讃した。そのとき主殿助伊忠はかたちをあらためて、

――仰せにしたがって一つ御恩賞を乞いたてまつる、夏目吉信は一揆の徒にはくみしましたれども、その智略その勇剛まことに惜しむべき人物にて、ごれんみんをもってかれが命を助け、おん旗本のすえに加えられたまわば、かならずお役に立つべしと存じまする、御恩賞として乞いたてまつるはこの一事のみでござります。

と真実を籠めて云った。家康はその熱心にうごかされ、伊忠のねがいをゆるして吉信を麾下に加え、かつ三郎信康に属せしめたのであった。いま信次が、

――ごれんみんの者。

――降参人。

ということばを口にしたのは、そういう過去があったからで、また徳川幕下の諸士たちがそういう眼でみることも避けがたい事実だった。なによりも名を惜しむ武士にとって、これはいつまでも耐えられる問題ではない、折さえあったら華ばなしくたたかって汚名を雪ごうと、一族は切歯しつつ今日まで周囲のつめたい眼を耐えしのんで来たのだ。