후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎじゅつのてつがく
技術の哲学
戸坂 潤
戸坂 潤의 技術の哲学(ぎじゅつのてつがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,443자 · 164화면
明治初年以来台頭しつつあったブルジョアジーが盛んにブルジョア社会幹部の養成を必要と感じた時代には、旧下級士族や町人や農民から「苦学生」其の他相当遊学者を出したのではあるが、資本主義の発展に従って、資本制幹部と幹部の定員とが急速に固定し始めた現代に於ては、「学問」や「卒業」を以てする投資は、幻影を外にして成算あるものでなくなって来た。今日の大学生の可なりの多数は、生活収入の問題とは関係なしに全く一つの社会身分を保留し又は享楽するだけのために、大学に籍を置いているに過ぎないように見える。そしてこういう名目上の失業をさえ猶予延期出来るものは、無論相当裕福な家庭の息子達でしかあるまい。
だが今云った最後の現象などは、云うまでもなくブルジョア教育制度の期待していた処ではなく、ブルジョアジー自身にとっては全く思いも及ばなかったアブノルマルな弊害に外ならないだろう。ブルジョア教育制度は初め、学問の蘊奥や国家に枢要な知識や人材や良妻賢母等々のありと凡ゆる理想の下に、もっと「健全」な計画を立てた筈であった。というのは初め学生にとっては、将来ブルジョア社会に於て占めるべく想定された社会的地位が実質的に約束されてあった筈なのである。