후리가나로 읽는 일본 고전
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すてるぶんか
捨てる文化
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 捨てる文化(すてるぶんか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,756자 · 18화면
ごく下層階級のメキシカンなど、例えば農場の日傭労働者たちの間では、或いはあるのかもしれないが、日本でいう普通の労働者の家庭でも、ぼろをつづくるというようなことは、例外的のことである。そういう階級ほど、やぶれた服は捨てなければならない。というのは、そのぼろをつくろうのに必要な時間だけ外で働けば、新しい服が一着買えるからである。
中産階級でも同じことである。日本でいう、いわゆるサラリーマンの家庭でも、奥さんが、ストッキングのつくろいをするということは、あまりない。電車が一本走れば、さっさと捨ててしまう方が多い。というのは、そういう家庭ではたいてい夫婦共稼ぎをしているので、時間が何よりも惜しいからである。そんなものにかまっている時間だけ外で働けば、新しいストッキングが立派に買える。だから靴下のつくろいが、日本では美徳であり、孔のあいた靴下を捨てることが、アメリカでは美徳なのである。
もっとも捨てるといっても本当に芥箱の中に捨てるのではない。坂西志保さんに教わった話であるが、そういう着られなくなった衣類などは、それを集めて困窮している人たちに配るので、そういう社会政策が非常に巧く行っているそうである。