후리가나로 읽는 일본 고전
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はせくらじけん
支倉事件
甲賀 三郎
甲賀 三郎의 支倉事件(はせくらじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 204,697자 · 406화면
静子はブル/\頭えながら身構えした。
浅田は猛獣が獲物に近寄るようにジリ/\と彼女に迫った。
「何をなさるのです」
静子は必死の力を振って叫んだ。
「し、失礼な事をなさると、声を揚げますよ」
然しそんな努力は反って薪に油を注ぐようなものだった。彼女がこう叫んだのをきっかけに浅田は飛びかゝった。
静子は一生懸命に身をいた。然しそれは畢竟猫に捕えられた鼠の悲しい無駄な努力だった。浅田はジリ/\と彼女を羽交締めにした。
静子は繊弱い女の身の弱い心から、殊に対手は今まで親切にして呉れた浅田ではあるし、声を挙げて女中を呼ぶ事は幾分躊躇されたので、黙って身を※(「足へん+宛」、第3水準1-92-36)いていたので、浅田はそれにつけ込んで彼女を押倒そうとした。彼女は最早忍んでいられなかった。救いを呼ぼうと思ったとたんに、遠く離れた所だったが、足音がした。
浅田ははっと彼女を抱きしめていた腕の力を抜いた。その隙に彼女は逃げ出した。浅田は直ぐに彼女を追った。格闘が始まった。襖が外れてドタンバタンと音がした。
バタ/\と誰やら駆けつけて来る音がした。
静子は必死に浅田の魔手から逃れようとする、計らずも起った格闘にドタンバタンと音がしたが、其音に駆けつけて来たのは誰ぞ、それは思いがけなくも夜叉のような形相をしたお篠だった。