후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶんかしじょうよりみたるにっぽんのすうがく
文化史上より見たる日本の数学
三上 義夫
三上 義夫의 文化史上より見たる日本の数学(ぶんかしじょうよりみたるにっぽんのすうがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,999자 · 192화면
西域から手も聘せられる。当時の数学の発達は根本においては断じて支那固有のものであるが、多少の影響を受けたことはもちろんあろう。少なくもアラビアに接したことが好個の刺激にはなったろう。アラビアの実験を尚ぶ実風〔学風〕は多少伝わったらしい。郭守敬の作暦に際して観測の事を厳にしたのはその影響ではなかったであろうか。しからば郭守敬またはその他の人の手でアラビアの数学が伝えられているかも知れないし、また郭氏自身等が立派な著述があったかも知れない。しかし後の時代がはなはだしき衰退の時期であるし、元は久しからずして滅びるから、算書のごときも伝わり難い事情があったろう。しからばその当時のものが奈良を経て関の手に入ったことがないともしないのである。
奈良の疑問の書物が宋元時代のもの、または当時のアラビア訳書でないとすれば、いずれの時代かのインドの訳書ではなかったろうか。インドの数学はよほど発達したものであった。そして隋書等にインド算書の支那訳書のあったことも明記されている。その後唐になっては瞿曇姓の人が天文方の長官ともなり、暦書の漢訳などしたこともある。故に未知の印度算書が漢訳されて関孝和に伝わらなかったとはいわれぬ。