일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶんしょうそのた

文章その他

坂口 安吾

坂口 安吾의 文章その他(ぶんしょうそのた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,564자 · 10화면

아오조라 문고

私は元来、浅学と同時に物臭の性で、骨を折ってまで物事を理解しようなぞという男らしい精神は余り恵まれていない。そのせいで、観賞に時代の割引を余儀なくされ、その理解に一々なにがしの造詣を必要とする古典芸術なるものは、見ない先から逃げたがる風であった(ある)。順って、その方面の知識はない。

たまたま退屈の然らしめた悪戯で、文楽の人形芝居を見た。「合邦」の「合邦内の段」というものであったらしい。いったい、合邦という物語は面白いものではない。玉手御前(という名前であったかしらん――)が義理の息子と不義をして館を出奔する、或夜悄然と父合邦の侘び住居へ辿りついてくるところから芝居は初まったが、娘の不行跡に懊悩混乱した父合邦が、返事一つでは殺害もしかねない詰問の下で、毅然として恋を棄てようとしない思いせまった娘の様子は、人形の演戯も神品であって甚しく私を感動せしめたものである。ところが芝居の終りになると、あにはからんや娘の恋愛は敵を欺く手段であって(――以下略、物臭失礼。)云々ということになる。私も性来相当ロマンチックな不運な生れと自認していたが、摂州合邦ヶ辻の桁外れな、この途方図もない物語には唖然とした。