후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶんげいはだんしいっしょうのじぎょうとするにたらざるか
文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎
夏目 漱石의 文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎(ぶんげいはだんしいっしょうのじぎょうとするにたらざるか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,093자 · 6화면
又、文学は無類飛切の好い職業で、人生にとって之れ程意味あり、価値ある職業はないと云う人があっても、又決して喜ぶには当らない。文学に大きな価値があるとか無いとか、深い意味があるとか無いとか、両方で争って見た所で、それは要するに水掛け議論たるに過ぎない。本当に意味あり根柢のある論争ではない。各々の標準の立て方で、どちらも異った根拠に依っての議論であるから、何時果てる時はない。一見矛盾の如くにして、実は矛盾ではないのだ。例えば一方は箸の先端を見て箸は細いと云い、一方は箸の真中を見て箸は太いと云って居るのと同じことで、矛盾のようで実は矛盾でない。どちらにも根拠はある。先ずそれを争う前に、二人共箸の真中を見て、太い細いを論ずるのが本当の議論である。
今日の文学の価値に関しての議論が、其辺の微細な点まで極められた上での議論であるかどうか、或は、まだ可い加減に価値があるとかないとか云って居て、両方とも矛盾して居ないような気で、箸の真中と尖端の辺りを彷徨して居るのか、それは些っと考えて見ねばならぬ問題である。恐らく後者であろう。