후리가나로 읽는 일본 고전
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くろかべ
文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁
泉 鏡花
泉 鏡花의 文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁(くろかべ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 72,070자 · 143화면
で、道端へ踞んだのである。
がさがさと、踞込む、その背筋へ触るのが、苅残しの小さな茄子畠で……そういえば、いつか番傘で蛙を聞いた時ここに畝近く蚕豆の植っていたと思う……もう提灯が前を行く……その灯とともに、枯茎に残った渋い紫の小さな茄子が、眉をたたき耳を打つ礫の如く目を遮るとばかりの隙に、婦の姿は通過ぎた。
や、一人でない、銀杏返しの中背なのが、添並んでと見送ったのは、按摩さんの話にくッつけた幻覚で、無論唯一人、中背などというよりは、すっとすらりと背が高い、そして、気高く、姿に威がある。
その姿が山入の真暗な村へは向かず、道の折めを、やや袖ななめに奥の院へ通う橋の方へ、あの、道下り奥入りに、揃えて順々に行方も遥かに心細く思われた、稲塚の数も段々に遠い処へ向ったのである。
釣橋の方からはじめは左の袖だった提灯が、そうだ、その時ちらりと見た、糸七の前を通る前後を知らぬ間に持替えたらしい、いまその袂に灯れる。
その今も消えないで、反って、色の明くなった、ちらちらと映る小さな紅は、羽をつないで、二つつづいた赤蜻蛉で、形が浮くようで、沈んだようで、ありのままの赤蜻蛉か、提灯に描いた画か、見る目には定まらないが、態は鮮明に、その羽摺れに霧がほぐれるように、尾花の白い穂が靡いて、幽な音の伝うばかり、二つの紅い条が道芝