후리가나로 읽는 일본 고전
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しんこざいくれんがのみちすじ
新古細句銀座通
岸田 劉生
岸田 劉生의 新古細句銀座通(しんこざいくれんがのみちすじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,580자 · 45화면
銀ぶら道中記(四)
一体ここの通り三十間堀二丁目は、中々有名な店のあるところである。ここがせんべの売りどころという、塩せんべの田丸屋や袋物屋の平野屋など有名である。
銀ぶら道中記(四)
二十一、二年前は今の平野屋よりもうちょっと四丁目よりの処に住んでいたことがあった。父の歿後銀座の店の十一番地の方を、救世軍に売った当時住居だけをこの三十間堀に移した。妹が主婦で兄や弟妹達とすんでいた。丁度その当時、山崎洋服店が、塔のついた店を新築して、それがなか/\珍しく、殊にショーウインドウには当時大家の西瓜の切り口を写生した油絵と、娘が琴を弾ずる油絵がかかっていて、非常に評判であった。私は脚気になって、三十間堀の家の二階に寝ていたが、銀座の裏通りの昼間というものは何という、のどかな、下町らしい静けさのあるところであろうと今でも思い出す。「甘い薄荷入りの粟の水あめでござーい」といって売りに来るかと思えば、「こうばしや、かりんとう」といって来る「鋏かみそりとぎほう丁ナイフとぎ」「ざるやあみそこし」などと次から次へとのどかな声を張りあげて、この下町の裏通りを、朝から夕まで通る。秋の日がしずかにあたって、祭日などには国旗がひら/\し、道は黄色く秋の日に照らされて如何にも平和である。