후리가나로 읽는 일본 고전
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しんこざいくれんがのみちすじ
新古細句銀座通
岸田 劉生
岸田 劉生의 新古細句銀座通(しんこざいくれんがのみちすじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,580자 · 45화면
細い一間半位の通路の両がわに、玩具、絵草紙、文房具、はては箪笥、鏡台、漆器類、いろ/\のものを売る店があって品物をならべた「みせだな」の一角に畳一畳位の処に店番の人が小さな火鉢や行火をかかえてちんまりと座って、時分時にささやかな箱弁当でも食べていようという光景はとても大正昭和の時代にはふさわない。
夜の灯が電気に占有されたのは大正初めからだが明治時代は一般には石油ランプ、それがおいおいガス灯になったものだが、銀座の勧工場は早くから電気灯がついていた。子供の時分、一丁目の丸吉の勧工場へ夕方行っていて、不図天井を見た時、長い廊道の天井に一列についている電気がスーッと一どきについたのを大へん美しく思い、それからよく夕方その電気のともるのを見に行ったものであった。宅の隣の勧工場には早くからアーク灯がついていてその光りの色を私は大へん好んだ。夏になると虫が沢山とんで来て、朝になると、カーボンが歩道の上に落ちていた。明治三十四、五年頃のことか隣の勧工場ではガス会社が宣伝のために出張して、美しいガス灯ランプや、ガス風呂、ガス釜など陳列していたが腕白な私がよくそこへ遊びに行きガス会社だからとて得意のガスを発砲してはふざけたものであった。