일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんたからじま

新宝島

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 新宝島(しんたからじま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,590자 · 197화면

아오조라 문고

泣きくたびれた三人は、筏のまんなかに一かたまりになって、死んだようにグッタリとしていました。眠っていたのかも知れません。イヤ、眠るなんてのんきな気持になれるものですか。眠ったのではなくて、頭がしびれたようになって、夢うつつの境をさまよっていたのです。

どれほどの間、そうしていたのでしょう。あとになって考えても、三人はその時間の長さをハッキリ思い出すことは出来ませんでした。たった一時間ほどのようにも思われました。又、二日も三日もたったようにも感じられました。

最初気がついたのは、保君でした。保君は三人の内で、一ばん物に感じやすいのです。笑うのも泣くのも誰よりも早いかわり、目や耳や、皮膚の感じもすばやいのです。

夢うつつでいた保君は、何かかすかな風のようなものが、頬のあたりをかすめて行くのを感じました。

やっぱり何も見えない暗闇の中ですけれど、どうも今までとはちがったことが起っているように思われたのです。「オヤッ」というような気がしたのです。

そこで、保君はすばやく頭をあげて、あたりをキョロキョロ見まわしました。しかし、右左、前後と見まわしても、何も見えません。