일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんたからじま

新宝島

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 新宝島(しんたからじま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,590자 · 197화면

아오조라 문고

「ア、見たまえ。あすこに大きな洞穴があるぜ。なんだろう」

見ると、なるほど、岩山のすその少しくぼんだあたりに、大きな洞穴が真黒な口をひらいているのです。

「なにか動物がすんでいるのかも知れないね」

保君はもう逃腰になりながら、てれかくしのように、妙な身ぶりをして、キョトンとした顔でいいました。

それを聞くと、ほかの二人も思わず立ちすくんで、そのまま一分間ほども、おしだまって、洞穴を見つめていましたが、やがて、一郎君が安心したような声でいうのでした。

「大丈夫、大丈夫。ごらん、ポパイがこんなにおとなしくしているじゃないか。もしあの中に何か生きものがいるとすれば、ポパイがだまっているはずがないよ。大丈夫だよ。一つあの洞窟の中を探検してみようじゃないか」

一郎君はこういうことにかけては、なかなか考えぶかい上に、三人の内では一番勇気があり、決断力もすぐれていました。一郎君は例のジャック・ナイフを開いて、万一の場合の身がまえをしながら、先に立って洞穴に近づき、しばらくその中をのぞきこんでいましたが、やがて、まっくらな穴の中へ姿を消してしまいました。すると、それにつづいて、ポパイも勢いよく洞穴の中へ飛びこんで行きましたが、しばらくすると、一郎君の姿が穴の入口に現れて、大きな声で呼び立てました。