후리가나로 읽는 일본 고전
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しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 新宝島(しんたからじま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 99,590자 · 197화면
哲雄君はそんな乱暴なまねをして、いったい何をしようというのでしょう。
しかし、こわすといっても、たたきつぶすのではなくて、まるで機械を分解するように、金具やレンズになるべく傷をつけないように、ときほごして行くのですから、なかなかめんどうな仕事で、一方の筒がバラバラになるまでには、三十分あまりもかかりました。
哲雄君は、そうしてときほごした筒の中から、一枚の凸レンズをえり出して、それを大切そうに手ににぎり、洞窟の外へ出て行きました。
洞窟の近くの砂浜には、午前の日光がまぶしく照りつけています。哲雄君は、きのう野蛮人のやり方で火を作ろうとした時に使った、枯草や木のけずりくずなどを拾って、ギラギラと白く光っている砂の上の一ところに集めました。
読者諸君、哲雄君はそれからどんなことをしたと思いますか。もうおわかりでしょう。そうです。哲雄君はその枯草の上に、双眼鏡から取出して来た凸レンズをかざして、太陽の光が、枯草のまん中に焦点をむすぶようにして、そのまましんぼうづよく、じっと手を動かさないでいたのです。
読者諸君は、凸レンズを太陽にあてれば、その焦点が物を焼く力のあることを、よくごぞんじでしょう。