후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,659자 · 372화면
「当年二十六歳です。……して、貴方は」
「これは偶然ですな。私も当年二十六歳なんです」
「やあ、同い年でしたか」
「おたがいに若い」
「そうです、時勢も若い」
「自重しましょう」
「はからずも、一友を得たここちです」
「自分も……」
城園の奥に、毘沙門堂があった。ふたりは、月もる濡れ縁に腰かけて、天下の人物を論じ、時雲を語りあい、また若い生命をこの秋にうけた身を祝福しあって、夜の更くるのもわすれていた。
直江山城守は、もと上杉家の台所に勤めていた炭薪係の一小吏の子だった。
が、謙信のそばに、小姓として召仕われ、その才を愛されていた。そのうち、上杉一族中の名家、直江大和守の跡目が絶えようとした時、その養子に、謙信が、
(与六(山城守の幼名)をもらって嗣がせたら間違いはない)
と、いった。
謙信の名ざしで、与六は、一小吏の子から、忽ち、上杉家の老臣直江大和守の跡目をつぎ、後、幾たびの戦陣や内政に参与しても、故謙信の明鑑を恥かしめなかった。そして今や、白面二十六歳の青年にして、すでに上杉家随一の器量者と、四隣に存在を知られている。
石田三成もまた微賤な浪人者の子であった。