일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,659자 · 372화면

아오조라 문고

「怺えよ。我慢のしどころだぞ。ここ十日も頑張れば、先にやった密使もつき、必ずや、味方の援軍がやってくる」

一益や与十郎の、こういう鼓舞も、いまは実際感に欠けてきた。――だがなお――城兵を力づけるために、一益は甥の滝川長兵衛という剛胆者をよびつけ、

「関ノ城、峰城、神戸ノ城、伊勢路までゆけば、蒲生どのの軍勢もおり、お味方は充満しておる。先にも、急使をやってあるが、そちも、城外へまぎれて出て、早馬を雇い、一刻もはやく、味方の救いの着くように、急いでくれい」

と、いいふくめて、城から出した。

しかし、その夜も、明けまで、引っきりなしの攻撃に、かれ自身も、城兵も、いまは綿のように疲れぬいた。

糧食、弾薬は、日を趁って、欠乏しはじめ、二の丸の敵の浴びせてくる火箭はのべつ火災を起し、防戦につくす兵力の大半も、消火に努めねばならなくなった。

一益から密使の命をうけた甥の滝川長兵衛は、その夜、城内の下水道から這い出して、水門の堰をわたり、暗にまぎれて城の外へ駈け出した。

伊勢方面の味方へ聯絡をとるにしても、果たして、その急援が間にあうかどうか。――長兵衛は心もとない気もしたが、叔父の滝川一益は、かれの門出に、こういっていた。