일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면

아오조라 문고

軍略はただ秀吉の胸三寸にあるのみ――と、広言を吐きおった」

と、いうのである。

もちろんこれは根もない嘘で、自己の寝反りを理由づけるための捏造に過ぎない。――しかも、彼らは、その悪宣伝をさらに拡大して、安土の信長へも、書を飛ばし、

筑前どの、諸政横逆、御味方にて、恨みをふくむ者多し。右大臣家(織田)にたいし奉り、疎意抱くにあらねど、当家も三木城にたてこもり、羽柴どのの手を離れて、善戦独歩の覚悟相定め申し候。

というような、極めて悪性な讒言と、偽装に腐心し、そのまに、毛利家の軍事顧問を入れ、城郭の濠を深め、塀を高くしていた。

「ひどい男もあるものだな」

秀吉は、何を聞いても、一笑に附していた。そして官兵衛、半兵衛の両参謀のすすめに従って、三月初旬、その本陣を、加古川から書写山のうえに移した。

そのとき、意外な報道が、上方から聞えて来た。

越後の上杉謙信が、死んだといううわさなのである。

(出師の準備中に)

と、いう説や、

(いや、すでに春日山を発し、陣中で)

ともいわれているし、また、

(平生、大酒家であったため、卒中で仆れたことは確かである)

と、常識的なうわさもあり、そうかと思うと、春日山城内で、厠にゆくところを、刺客のために殺された――などと強いて奇説を附会する者もあった。