일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면

아오조라 문고

八月二日――墨のような夏の一夜、風雨に乗じて、大鳥居城へかかった。

籠城していた男女千余人をみなごろしにして、これを焼き払ったのを手初めに、次々の小城や砦を粉砕し、翌月の中旬には、中江、長嶋の二城をとりかこんで、これを陥すと、火を放って、阿鼻叫喚する城内二万余の宗徒を、一人のこらず焼き殺してしまった。

そうなるまでも、宗徒の男女は一人として降伏しようとはしなかったのである。

或る宗徒の一団七、八百人の隊は、残暑の陽がかんかん焦りつける炎天へ、半裸体のまま刀槍を手に揮って、城中から突き出し、

「な、む、あ、み、だ、ぶつ」

「な、む、あ、み、だ」

「な、ま、い、だ」

「なまいだ、なまいだ」

と、一せいに念仏をとなえながら斬り死にしたというような猛烈な抵抗をしたのだった。

ために織田軍の損害も少なくなかった。信長の一族中だけでも、従兄信成、伊賀守仙千代、又八郎信時など、いずれも戦死し、織田大隅守、同苗半左衛門なども深傷を負ってしりぞいたが、後まもなく死んだ。

そのほか、将士の戦死八百七十余人、負傷者は、炎日の陰へ運びきれないほどだった。

犠牲は大きかった。

さすがの信長さえ、どこを見ても、敵味方とも死者負傷者の累々とかさなっている有様に、