후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면
所詮、人間の肉体は、永遠ではあり得ない。けれど、彼の忠烈とその義心は、長く武門に生きた。
濃藍の夕空に、ふと、三日月の光を仰ぐとき、山中鹿之介幸盛の不撓不屈を想うて、おのずから敬虔な心に打たれる――とは、後々まで、武門の人がみないったことばである。
その人たちの胸をとおして、鹿之介は、永遠に生きたといえる。
その最期のとき、首に掛けていた大海の茶入れと、腰なる新見国行の刀は、彼の首級に添えて、やがて吉川元春の前に送られた。
「もし、足下を討たなければ、いつかかならず、この元春の首が、足下の手に掻き取られたろう。武門のならいである。かくなっては、御身も莞爾として、瞑するほかはあるまい」
元春は、首へ向って、合掌しながら云った。
鹿之介の妻は、彼の領下、出雲の者なので、元春は懇ろにその妻子を、郷里へ送ってやったという。
齲歯
秀吉の手勢約七千五百。
上月を去って、いったんは、その方向を但馬へとって進むかのように思われたが――急に、播州の加古川へ迂回して出て、ここで織田信忠の軍三万と合した。
七月に入っていた。
この大軍にかかられた神吉の城も、志方城も、一揉みに揉みつぶされた。