후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면
「才子多病か」
秀吉は嘆じた。浮いた嘆声ではない。彼の多病を嘆くこと、秀吉は、半兵衛自身よりも遥かに大きかった。
長浜では馬上で血を吐いた例がある。北陸の征途でもよく病んでいた。中国役の二度目の出立の折には、
「無理であろう」
と、止めたが、
「なんの」
と半兵衛重治は、こともなげに陣中に加わって来た。
彼が側に在ることは秀吉として心づよい。有形無形の力といえる。たとえば劉備玄徳が孔明を得て師事したごとく、義は君臣であっても、心のうちでは師と仰いでいるのである。わけても今、中国攻略の難業にぶつかって、戦いはようやく長期にわたり、また味方のうちにすら嫉視の輩も尠なくない――いわゆる人生の嶮路にさしかかっている彼として――竹中半兵衛を恃むことはなおさら切実であった。
が――その半兵衛は中国へ来てからすでに二度病に倒れていた。秀吉は憂うるの余り京都に良医があるということを口実にして、強いて陣中を去らせたが、すぐ立ち帰って来て、
「それがしの虚弱は、生れながらのものの由です。さすれば病は平常のことですから、特に療養の意味もありません。武士の陣中生活は平常のことですから」