일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 197,228자 · 394화면

아오조라 문고

この乱世をも、なお浄め合おうとする情熱を人間として持てぬ非人間だ。――それでは武将たることはおろか、一町人、一土民にも劣ろうぞ」

「なに、人間でないと」

「そうだ、獣といってもいい」

「うぬッ」

「怒れッ、憤れッ。自分にたいして。――聞けよ摂津守。もし人の世が道徳の美と信義を失ったら、地上は獣の地上ではないか。戦いまた戦い、業火と人の相剋はなお歇まずといえ、乱れれば乱れるほど、濁れば濁るほど、おたがい人間は、この地上を獣のものと化し去ってはならんのだ。あくまで人間のものたるべく、人心の中の真美を守り通してゆかねばならん。戦の駈引、外交の術策、そのための諸政の表裏――などを見て、直ちに、個々の道義、人情までを、それの如くでよしとするような考えを致すなれば、それこそ、織田どのの敵たるだけにはとどまらん、全人間の敵、全地上の害物だ。この官兵衛孝高とて、貴さまがそういう人物なら、見よ、いまにその首を捻じ切ってくれるから」

いうだけをいって、だまりこむと、官兵衛の耳に、喧騒が聞えてきた。獄窓の外にある荒木村重をとりまいて、その旗本や側臣のあいだに――或いは主の村重を挟んでであろうか――ともかくめいめいが勝手な声を出し始めているのであった。